2016.12.10 働く街、川崎

開催概要

第6弾「働く街、川崎」のテーマは「仕事」です。AI(人工知能)やロボットの発展により人間の仕事が代替される、成長ではなく成熟社会の中で新しい価値観が芽生え、従来のワークスタイルやライフスタイルが変化してワークライフバランスが再定義され兼業や副職する人が増加したり、NPOやボランティア活動などを通じて地域デザインに関わる人が増加したり、「働く」ことに関して多くの方が関心を抱いている現在。新しい働き方があれば、それを下支えする従来の働き方もあります。支えてくださる方々がいるからこそ、新しい働き方にも挑戦できます。

イベント当日は「仕事」に関するキーノートスピーチやパネルディスカッションをしていただくゲストをお招きし、ゲストと参加者の方々と共に「働く」について一緒に探求しました。

 

【日時 】2016年12月10日(土) 12:00-15:30

【場所 】NAGAYAかわさき

【ゲスト】株式会社ワーク・ライフバランス 高安千穂さん

     一般社団法人WorkDesignLab 石川貴志さん

     モアナ・ビレッジ株式会社 松尾実里さん

【参加費】2,000円 ※ランチ・プレゼント(缶バッジ)付き (※1)

【参加者】22名

【主催 】チーム「川崎モラル」

 

(※1) 参加費には、ランチ・プレゼント(缶バッジ)代の他に、会場レンタル費用、備品代、ドリンク代等が含まれます。

 

●当日のタイムスケジュール

 

12:00-13:00 ランチをしながらの自己紹介、「川崎モラル」プロジェクトの概要紹介

13:00-13:20 イントロダクション

13:20-14:50 ゲストトークとパネルディスカッション

14:50-15:10 ワールドカフェ形式に気づき共有

15:10-15:20 気づきの共有

15:20-15:30 クロージング


ゲスト

株式会社ワーク・ライフバランス 高安千穂さん

 

1979年生まれ、川崎市在住。株式会社ワーク・ライフバランスで主に働き方見直しなどを主務とする。他にキャリアカウンセリング、川崎市議会に行こう!、スリール株式会社などに足を突っ込んでいる。2児の母、介護休職中。

 

 

一般社団法人WorkDesignLab代表 石川貴志さん

 

Work Design Labは、”個人と組織のよりよい関係性を創造すること”を目的に、個人のチャレンジ、組織の変革を応援する団体です。同じ想いを持つ社会人メンバーでボランタリーに企画・運営されており、「働き方と組織の未来」ダイアローグセッションをはじめ、様々なイベント・勉強会等を開催しています。

石川貴志さんのプロフィールは別途ご紹介します。

 

一般社団法人WorkDesignLab

http://work-redesign.com/

 

 

モアナ・ビレッジ株式会社 松尾実里さん

 

モアナ・ビレッジ株式会社 営業部、川崎市生まれ5才男の子のママ。

営業バリバリの人生を生きてきて妊娠により一転。様々なママの悩みを経験し、現在はママ専門の人材派遣業の営業を行っている。そして新たな取りくみである新事業。

発達障害のお子様の為の改善スクール、児童発達支援、放課後等デイサービスを来年2月川崎市の読売ランド駅にて教室名「ラ・オハナ」として開所予定。


開催レポート

ランチワークショップ

【話題提供①】川崎の「働く」の実態(チーム川崎モラル 吉田史子さん)

働く人の属性の変化

 

川崎市で働く人の比率がブルーカラー(肉体労働)からホワイトカラー(知的・技術的労働)に変化してきている。製造業従業者の割合を見ると、昭和45年は全国平均26.2%に対して川崎市は1.8倍の47.1%だったのが、平成22年には全国平均16.1%を下回る13.0%まで急低下している。

昼間・夜間人口の推移を見ると戦後は同等だったのが、今は夜間人口が増加している。つまり、川崎市がベッドタウンとなり、都内に勤務する人が増加していることがわかる。

 

川崎市を支える産業

 

産業別従業員数の割合の変化からは「情報通信業」「学術研究」「医療・福祉」「サービス業」が増えており、川崎臨海部の殿町にあるキングスカイフロントをはじめとして創造性の高い最先端の職種が増加していることがわかる。

 

 

これからの幸せな働き方とは

 

大きく産業構造が変わり、同時に働き方も変わる中、これからの幸せ(Well-being)な働き方を一緒に考えていきたい。

【話題提供②-1】キーノートスピーチ(モアナ・ビレッジ株式会社 松尾実里さん)

生産性が高い“女性”という存在

 

女性の社会進出を支援する人材派遣会社「インブルーム株式会社」に勤務。育児や家事で限られた時間に仕事に集中する女性は生産性が高い。フルタイムでなく時短勤務であっても、女性の生産性の高さが社会に貢献する領域は大きい。現在、登録人数は4,000人を超える。

時間あたりの生産性の高さに加えて、主婦は、豊富な社会経験、コミュニケーション能力、モチベーションの高さ、生活実感を仕事を反映できるなどの強みがある。

このような働く女性を応援し、女性の再就職を応援する、女性が開花(bloom)することを支援するのがインブルーム株式会社。

 

ママ一人で全てを抱えず、色々なものに頼ろう

 

 

 

モアナ・ビレッジ株式会社を創業。発達障害の子どもと向き合い、かつ、ママが女性の一人として自分の生活も大切にできることを目指している。女性が一人で全てを解決しようとせず、放課後デイサービスや地域のコミュニティ、同じママ目線のスタッフなど、色々な人やサービスに頼ることをお勧めしたい。

【話題提供②-2】キーノートスピーチ(株式会社ワーク・ライフバランス 高安千穂さん)

【話題提供②-3】キーノートスピーチ(一般社団法人WorkDesignLab代表 石川貴志さん)

【話題提供③】パネルディスカッション

ワークショップ

個人宣言

「働くの意味や働き方」は何でしょうか? これからの「働き方」に向けた私の取り組みや思いを書いてください。

 

  • 自己形成と実験
  • 価値の交換
  • 自分を見つけること
  • 出会うコト
  • 自己表現
  • 健やかを得る、詰め込みすぎない
  • 好きな時間、楽しい時間
  • 好きな「人」と「街」を幸せにする証
  • 創造力を活かして社会に貢献すること、そして、生きること
  • 他の人と一緒に動く
  • 自分のやりたい事と社会の要請を合わせること
  • 楽しむ
  • 恩返し
  • 元気になる時間を自ら作る!
  • 勤務先のビジョンを通じて自分のやりたい事を実現すること。また、経営者の想いを伝える媒体になること
  • 子どもたちに背中を見せる
  • 社会はペッパー君化に成るか?
  • 世の中と関わりを持ち役に立つこと
  • 人生を楽しむこと
  • 知らないを知り、そこから価値を生む

集合写真